Mocha's Blog

日々のできごとをつづります

秋の夜長おすすめ映画

最近面白い映画みましたか?

 

秋の夜長、私は色々楽しんでます。

さて、今日は面白かった映画のご紹介。

『はじまりへの旅』

資本主義や人間社会から離れ、

森のなかで自給自足の生活を送る、

奇想天外な一家。

あるきっかけを境に都会へ降りた事から生じる

ハプニングを描いた2016年製作のロードムービーです。

予告はアップテンポでユーラスですが、

内容はとても深く、ハートフルな映画でした。

 

まず惹かれたは主人公(お父さん)の「貫くかっこよさ」

 

子育てする時や、

自分がどう生きていったらいいのか迷う時、

何か拠り所となる信念があると心強いもの。

確固たる信念を持ち、それを貫く生きざまには、

憧れてしまいます。

ただ、映画の展開とともに見えてきますが、

「これが絶対」と一つの価値観だけを信じる事も

これまた生きづらさの原因になったりします。

 

色んな価値観や思考のちょうどいい

中庸(バランス)を取る事の大事さよ。

そう、それはわかってる!

頭では!

でも悲しいかな年齢と共に失われていく柔軟性。

無意識でいると、なじみ深い小さな井戸から世界を眺めて、

ヒジョーに偏った見方をしてしまいます。

いかん、いかん。

 

そして次に惹かれたのは「手放せるかっこよさ」

 

主人公は色々と葛藤しながらも、

自分の常識や、信じていた価値観を疑いはじめます。

何かを信じて貫く事より、

実はそれを捨てて変わることが一番難しい。

違和感を感じたら、

たとえ長年大事にしてきた

信念、考え方、習慣であっても疑ってみる。

これができそうできない。

家や物など、物質的な物を手放せても、

内側にあるものを手放す事が一番難しい。

 

が、主人公は変わっていくんですね(ネタばれ)

ラストシーンの一家をみて、

なんとも清々しい気持ちになりました。

いくつになってもヒトは可能性に満ちている。

そんな勇気が湧いてくる映画でした。

 

時間があれば是非一度!おすすめです(*^-^*)

 


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