Mocha's Blog

日々のできごとをつづります

清濁併せ吞む

2020年7月9日

京都旅行をしたときの話。
誰もいない清水寺を散策していたら、地元在住のおじいさんが話しかけてきました。
話しかけるというより、弾丸のように清水寺の歴史から裏事情まで勝手にしゃべり散らかしていったという感じです。
知る人ぞ知る住職の私生活から悪事等。
真偽は定かではないので、勿論鵜呑みにはしてませんが、 なかなかおもしろかったです(笑)
さて、冷静に考えてみれば、 僧侶といえども、聖職の方々も人間なんですよね。
欲はあるけど強欲でなく、悪いこともちょこっとするけど、ちゃんとした良心はもっている。
求めるのはそのくらいでいいと思います。
ある人に対して聖人のような幻想を抱いたり、期待に反すると「最悪!」と幻滅したりするけれど、まあ、人間は常に一面だけで生きれるわけではありません。
生きている以上、自己矛盾は当たり前で、善だけに偏ろう、いい人であろうと、良心に縛られた行動ばかりでは、不自由さを感じるし、欲望のままに行動すれば、社会で居場所を失くし、自己信頼も失くします。
悪すぎる人にはもちろん「おっ!」Σ(゚◇゚;)と引きますが、非の打ち所がない善すぎる雰囲気の人にも、「えっ?」Σ(・∀・;)と違和感あります。
清濁併せ呑む、ほどよいバランスでいると、いわゆる自然体でいられるんではないでしょうか。
個人的にはそんな風に思います。
おじいさんが暴かなくても、組織に属するということは、利権が絡むということ=真っ白ではいられない・・
というのは想像つきますが、おじいさんのゴシップは迫力あって笑っちゃいました。🤣