縁は選べない

2021年2月3日

もうかれこれ２０年くらい使っている「やちむん」のコーヒーカップ。

 

沖縄のやちむんはぽってりとして、使い込むほどに落ち着いた色味に変化していきます。
この絵柄は伝統的な唐草模様、生い茂る植物の生命力＝子孫繁栄につながるという縁起の良いもの。

絵柄は定番であっても、手作りで一つとして同じものがなく、あたたかみのあるやちむんが大好きです。
しかし残念ながら少しずつ、飲み口のあたりが欠けてきました。
そろそろ手放す時期かな。
このカップと巡り合い、歳月を共にするという縁は、豊かで心地よいものでした。
考えてみると、良くも悪くも出会うものはすべて縁。
縁というと、どうしてもいい事ばかりイメージするけど、辛い出来事や別れも縁っちゃ縁なんですよね。
この縁はいい、あれはだめと分別しても、おのずとやってくるものは、やってくる。
良い縁ばかりを願うより、ちょっとな~的な縁も、自分にとっての縁だと思うと、しぶしぶですが、受容できそうな気がします。
嫌な縁の排除を願うより、どう解釈するか？に尽きます。
住んでるのは万年ハッピーなお花畑でなく、厳しい人間界ですから🤣

人生は出会いによって豊かになり、別れによって深くなる。

さて、大事なカップと別れるのも縁・・

さらば！！（ノ>_<）ノ　≡●

しようと思ったけれど、カップの役割を終了して、花瓶として生かすことに決めました。
往生際がわるい(笑)